これまで、胃内視鏡検査は“苦しい、つらい”というイメージが多かったのですが、鼻から挿入する胃カメラ(経鼻胃内視鏡検査)が開発され導入されるようになって、従来の口からの胃カメラ(胃内視鏡検査)と比べ苦痛はかなり少なく、両方経験された方は、次回からは鼻からの胃カメラを約9割の方が希望されています。
林医院では2010年4月にフジノンより販売されている最新型の直径5.9mmの経鼻胃内視鏡を導入いたしました。
当院では経鼻内視鏡を苦しくない内視鏡の一つの選択肢として提供しております。
緊張が強かったり、不安感があったりすると体が硬くなり、嘔吐反射が起こりやすくなります。その為、検査の時にのどの麻酔のほかに、少量の鎮静剤を注射します。患者さまの年齢、体重、薬の服用履歴などから適切に判断し投与量を決めますので、安全で緊張を和らげる注射とお考え下さい。
うとうとしている間、気持ちが落ち着いている間に検査をします。‘えづく苦しさ’などなく検査が受けられる大変楽な方法です。
検査が終わってしばらくしてから、「もう、終わったのですか?」、「まったく気づきませんでした。」という言葉を聞くことが多く、緊張しやすい方、不安の強い方、嘔吐反射の強い(オエオエしてしまう、ゲーゲーしてしまう)方には特にお勧めです。
無痛で最も苦しくないのですが、鎮静剤を使用しているため、検査後ベッドで30分ほど休んでから帰宅して頂きます。
あなたの胃は大丈夫ですか?
定期的に胃カメラを受けていますか?
胃内視鏡検査(胃カメラ)が苦しいのは、太いスコープが舌根部を圧迫することにより起こる、嘔吐反射のせいです。苦しくない胃内視鏡検査(胃カメラ)を受けて頂くには以下の2つがあります。
当院では患者さまに選んでいただけます! しんどい検査はもうやめませんか?
鎮静剤あなたはどちら?
当院では患者さまのご希望で鎮静剤の量を調整しています。
あなたの希望を教えて下さい。
内視鏡検査に強い不安を感じる方は、短時間眠って安心して検査を受けて頂くことをお勧めします。ただし、鎮静剤による眠りは、呼吸抑制のリスク、覚醒遅延、血圧低下のリスクがあります。検査後、ふらつき・転倒予防のため 回復までの時間が長くなる傾向もあります。
※当院の鎮静剤は病院の手術用等ではなく、辛くならない検査用として使用しているため、効用には個人差があります。予めご了承ください。完全に眠りたい方は病院にご相談ください。
浅い眠りかぼんやりした意識の中で検査が進みます。辛さもほぼ感じない上に、検査後も覚醒までの時間が早いため、比較的早くご帰宅頂けます。
初めて胃カメラを受ける方や不安が強い方は、ウトウトする感じで使われる事をお勧めします。
鎮静剤を使わずに検査を受けて頂きます。意識がハッキリしているので“画像を一緒に確認しながら検査を進めることができます。検査後もすぐにお帰り頂けます。
以前にも鎮静剤なしで検査を受けた方や何度も検査経験がある方はこちらをおススメします。
昨今、都心部を中心に、鎮静剤を使って検査をする医療機関が増えました。
鎮静剤を使用するにしても浅い眠りで検査をすることが理想です。それには医師の経験と手間が必要なため、患者さまの希望を聞かず患者さまを深い眠りにしてしまう医療機関が多くあります。しかし、そのリスクは上述の通りです。
当院でも患者さまの苦痛を取り除くために、ご要望に応じて鎮静剤を使用しています。
お気軽にご相談ください。
今後、胃ガン検診としてさらに内視鏡検査が導入されます。(地域によっては既に導入されています)はじめは安全でハードルを低くするために、少量の鎮静剤で辛くなく検査をされることをお勧めします。それから鎮静剤なしへと変えていかれてはいかがでしょうか?