林医院 内科 内視鏡クリニック

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よくある胃腸の病気胃ポリープ

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胃ポリープ

胃粘膜上皮の局所的な増殖より胃の内側に突出した隆起病変で、非上皮性隆起や明らかな悪性病変は含めません。
胃ポリープは、良性の上皮性隆起病変の代表的なものです。

組織学的分類

(1)"過形成性ポリープ"と(2)"腺腫性ポリープ"の2つに大きく分けれます。
さらに  過形成性ポリープは、

  • 1腺窩上皮性
  • 2幽門腺性
  • 3胃底腺性

の3つのタイプがあります。

臨床上は、腺窩上皮、幽門腺の過形成で生じたものを過形成性ポリープ、胃底腺の過形成変化で生じたものを胃底腺ポリープと分けています。

成因

胃粘膜に対する慢性的な刺激によると考えれていますが 詳細が不明な点もあります。
過形成性ポリープに関して1つにピロリ菌感染が挙げられています。感染、炎症により腺窩上皮の過形成変化で一部がポリープの形となると考えられています。

1、過形成性ポリープ

胃粘膜の萎縮性変化に伴い、腺窩上皮の過形成が最も多く、胃体下部から前庭部に多く見られます。
内視鏡所見で山田分類 Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ型と様々な形態で、大きさは5mm以下から30mmまでのものがあります。表面は発赤が強く、びらんが見られることもあります。
20mm以上の場合、癌の合併率が高い考えられています。(ポリープ切除の対象となります)
また、過形成性ポリープでは、ピロリ菌陽性であることが多く、除菌治療により過形成性ポリープの消失が80%との報告があります。

除菌治療以外ほとんどの場合、経過観察で1年後のフォローとなります。

2、 胃底腺ポリープ

胃粘膜の萎縮性変化をともなわず、胃体部、穹窿部に多く見られます。
内視鏡所見で山田分類 Ⅰ、Ⅱ型で大きさ5mm以下で多発傾向があります。
表面平滑で周囲粘膜と同色傾向にあります。
とくに治療はなく経過観察で1~2年後のフォローとなります。

3、 腺腫性ポリープ

内視鏡所見で蒼白色、褐色、山田分類 Ⅱ型が多く反応性のポリープでなく腫瘍性のポリープで、大きさ10mm以上、表面の陥凹を伴う、平坦型のものは癌化率が高いと言われています。
1年毎の内視鏡検査フォローで病理検査(生検)を行い、腺腫内癌、早期胃癌との鑑別を行います。
治療は内視鏡的切除術となります。(組織検査結果で必要となった方が対象です)

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